アマビエ

新型コロナウイルス封じでアマビエが大人気!!

新型コロナウイルスに苦しむ日本に突如起こったアマビエブーム。アマビエは、およそ180年前に疫病と対処法を予言した妖怪、「予言獣」なんです。

令和2年5月1日付 中日新聞に掲載して頂きお問い合わせ殺到中です!

 

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アマビエとは・・・

この得体の知れない生き物、これこそが古く江戸時代から伝わる「アマビエ」だ。愛嬌のあるかわいらしい生き物に描いている人が多いが、歴とした妖怪である。水木しげる氏による漫画『ゲゲゲの鬼太郎』でも、アイドル的存在として登場する妖怪として知られている。
人知を超えた存在である妖怪たちには、「予言獣」と呼ばれるものたちがいる。人間の前に忽然と姿を現し、これから起こるであろう災厄を予言し、それを避ける方策をも示す妖怪でありながら、人への親切心も持ち合わせているのだ。アマビエも、この予言獣である。「我こそは、アマビエと申す者なり。当年より6年の間は、諸国で豊作が続く。だが疫病もはやる。だから我の姿を絵にして描き写し、人々に早々に見せよ」 時は江戸時代、弘化3年(1846年)、肥後の国(現在の熊本県)で、ある日の夜、海中に光る生物が現れた。役人が赴いて様子をうかがう。すると、その半人半魚の生き物は、こう言って、海の中へ去っていったという。このアマビエが、令和の今、コロナ禍によってよみがえった。


アマビエの出現を伝える瓦版 (江戸時代後期)刊行。木版画。京都大学所有、京都大学附属図書館収蔵