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東洋医学的、冬の養生法

たつおか新聞 2025年12月号

たつおか新聞2025年12月号

冬の養生と「腎」を守る暮らし

木枯らしが吹き、空気に冷たさを感じ始める頃、季節はいよいよ冬へと向かいます。東洋医学では、冬は一年の中で最も「静」を大切にする季節とされ、心と体を休め、生命力を内側に蓄える時期と考えられています。この冬の過ごし方が、春以降の体調を大きく左右するといわれています。

冬は「腎」を養う季節

東洋医学では、冬は「腎」の働きが最も影響を受ける季節です。腎は腎臓だけでなく、成長や老化、骨や関節、耳の働き、気力や精神の安定とも深く関わっています。 腎の働きが弱ると、冷えや疲れやすさ、足腰のだるさ、夜間頻尿、風邪をひきやすい、気力が続かないといった不調が現れやすくなります。特に高齢の方にとって、冬の養生はとても重要です。 腎を養う基本は

  1. 体を冷やさない
  2. 無理をせず、しっかり休む
  3. 食事や養生で腎を補う

この日々の積み重ねが、春からの健康を支えます。

冷えを防ぎ、体を温める

冬の養生で最も大切なのは「冷え対策」です。冷えは血流を悪くし、胃腸や免疫力の低下、睡眠の質の低下にもつながります。 首・手首・足首の“三首”を温めることや、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる入浴は、体の芯から温める効果があります。運動も激しいものではなく、散歩や体操など、無理のない継続できる動きがおすすめです。

冬の食養生 ―「黒」と「根」をいただく

冬は「黒い食材」が腎を補うとされ、黒豆、黒ごま、昆布、わかめ、ひじき、椎茸などは日常に取り入れやすい食材です。また、大根・人参・ごぼう・里芋・れんこんなどの根菜類は体を温め、胃腸の働きを助けてくれます。鍋物や煮物など、温かい料理は冬の養生に最適です。

冬は次の季節への準備期間

冬は、春に芽吹くための大切な準備の季節です。無理をせず、よく眠り、体を温め、季節の食材をいただく。こうした当たり前の習慣こそが、病気を防ぐ最大の予防となります。 「予防に勝る治療なし」。冬の静かな時間を味方に、心と体をいたわる暮らしを心がけていきましょう。

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