水口町立碧水ホール
第3期碧水ホール・ロビー・ライブハウス化計画 採用企画リスト・2001年(平成13年)5月29日掲出
第3期碧水ホール・ロビー・ライブハウス化計画
採用企画リスト
(開催日順)





1
甲賀 秋の陣
●甲賀 秋の陣
 応募代表:竹内智司(甲南町在住)
 出演:安全第一、アヴェニュー、松村BAND
 9月9日(日)開演時刻は14:00もしくは15:00
 前売当日共500円、小学生以下無料 1ドリンク付き(アルコールは100円)
 三つのバンドが集まって、ひとつのライブを開催する。第3期にして、ようやくラ イブハウスっぽいベーシックなプログラムが登場したが、ジャズ、ポップス、ニュー ミュージック系とジャンルがいろいろなところがミソ。経歴は長そうだし、オリジナ ル曲も豊富。スポーツ選手並みに活動年数に限りがあるジャンルで活動し続けるのは 、けっこうたいへんなことでなのである。
 課題は、複数のバンドが順序だてて出演する長時間のイベントなので、終盤が退屈 しないようにすることだ。

2
ISSO E BOSSANOVA
& JAZZ
●ISSO E BOSSANOVA & JAZZ
 応募代表:今井祐岐(大津市在住)
 出演:今井祐岐(ピアノ&ボーカル)、田井泰弘(ギター)、出山和仁(ウッド・ ベース)
 9月15日(祝・土)14:00開演
 前売800円、当日1000円 ☆就学前のお子様(6歳未満)は無料
 第3期の応募は、偶然だがジャズ系が目立った。このグループはピアノの弾き語り 、ギター、ベースのトリオ。オーソドックスなサウンドの中、ギターのうまさにまず 注目。オリジナル曲も豊富なようだ。
 21世紀元年の秋、碧水ホールはなぜかジャズの季節となりそうな気配。本企画シリ ーズの他にもジャズ公演が続くのです。

3
森定道広
solo コントラバス
●森定道広 solo コントラバス
 応募代表:森定みずほ
 出演:森定みずほ(映像)、堀田裕子(映像)、寺西愛(ダンス)、森定道広(コ ントラバス)
 11月24日(土)19:30開演
 前売当日共1000円 
 森定みずほの映像作品に、ベテランのコントラバス奏者、森定道広が即興のソロ演 奏で挑む。すでに京都のボイスギャラリーで第1ステージを終了しているこのアイデ アは、コンサート・スタイル、ライブ演奏スタイルから自由であろうとしている。森 定道広が初期の劇団維新派の音楽を担当して以来、劇団態変、現代舞踏家達とのコラ ボレーションも柔軟に行ってきた力量が群を抜いて光っているからこそ可能な試みだ ろう。
 ダンスの寺西愛も新たに加わるという今回の第2ステージに期待したい。


(文:上村秀裕@碧水ホール学芸員)




選考にあたって
 今年は7件のご応募をいただきました。どの企画もそれぞれに思いが深く、日常の活動に裏付けられたレベルの高いものでした。しかし、ここでは企画の優劣を競うのではありません。この「ロビーライブハウス化計画」は水口という街のなかで、碧水ホールがどのような役割を果たしていけばよいのかをキャッチするアンテナのような企画としての側面を持っています。
 そういう視点から、今回は企画としてやや危うさを持っているものも含めて3企画を選びました。ジャズというジャンルが重なったのも偶然ではありません。演奏の場所が減っていること、しかし、そのチャンスを求め続けているという動機が高いことなどが考えられます。それぞれに、「今」、「私が」演奏することの意味が模索されているのも興味深い点です。特に森定みずほさんの企画「森定道広soloコントラバス(仮題)」は、深い芸術性とエンタテイメントが期待されます。

 残念ながら今回この企画として取りあげることが出来なかった4企画は、逆に、それぞれに十分完成した企画であるとも言えます。毎回、こちらの予想を超えるような企画が出てきます。とくに福原左和子さん(箏)とのセッションを試みる田代圭介さんの企画「尺八、箏ロビーコンサート」は、長年の活動と人脈に裏付けられたものを感じさせます。
 これらの企画についても個別にご相談もうしあげながら、ぜひ、それぞれに実現を図っていきたいと思います。

 多数のご応募をいただきましてありがとうございました。今後ともこの「碧水ホール・ロビー・ライブハウス化計画」の企画をご支援いただきますようお願いしますとともに、忌憚のないご意見をお聴かせ下さいますようお願い申し上げます。

中村道男 (碧水ホール館長)



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