こいつらが最高!

  このページでは私が愛してやまないアーティストをご紹介していきます。また、そのアーティストをより良く知るためにはどのアルバムを聴けばよいかを独断と偏見で紹介します。

JUMP MENU
The Beach Boys | The Kinks | Neil Young | XTC | The Beatles/The Rolling Stones
ホーム



The Beach Boys
 ビーチ・ボーイズといえば夏・海・サーフィンといったイメージが浮かびがちですが、この人達はそれだけでは終わりません。特にブライアン・ウィルソンは世界一のポップソングライターだと私は思っています。そしてまた、彼の半生は涙なくしては語れません。語れないので語りませんが、軽いイメージのあるグループの、ドロドロとした部分もまた魅力のひとつではないかと。しかしこのバンド、仲が良いのか悪いのかよくわかりません。世界でもっとも読みごたえのある、バンド・ストーリーが書けることでしょう。知らない人はなんのこっちゃわからんでしょうが、いろいろあったんです、このバンド。
 ま、それはさておき、とにかく聴いてみようという入門者の方は、ベストアルバムで十分です。いっぱい種類が出てますので、曲がたくさん入ってるやつを買って下さい。前評判の高い「ペットサウンズ」なんか、くれぐれも買わないように。釣りを始めたばかりの人がいきなりマグロ漁に行くようなもので、きっと泣きを見るでしょう。ベストを卒業した方は「ペットサウンズ」をどうぞ。そしてさらに私の個人的なオススメはコチラ。('97年4月記)
The Beach Boys/Sunflower(1970年)
 「スマイル」制作中止のショックで身も心もどん底状態だったブライアンが、立ち直って本腰を入れた最高傑作。ゴージャスなコーラスが冴えるハートウォームな一枚。2、3、10曲目の美しさは絶品。故・デニス・ウィルソン作の「Forever」も必聴。
The Beach Boys/Love You(1977年)
 70年代のビーチボーイズを代表する1枚。サンフラワーのような華やかさは少ないが、曲の良さが光る、ブライアン色の強い、真のビーチボーイズファンのためのアルバム。


The Kinks
 もっともイギリスらしいバンド、それがキンクスです。このグループも、一度ハマるとなかなか抜け出せない不思議な魅力を持っています。ビーチボーイズなんかは素人の方が聴いても「カッコイイ!」と思うでしょうが、キンクスはどうかなぁ。カラオケ行ってもいまだにYou Really Got Meしかないもんなぁ。
 とにかくレイ・デイヴィスのへなへな鼻づまりボーカルとデイヴ・デイヴィスのハードなギターのミスマッチが最大の魅力。そしてスローな曲でのツボを押さえた曲作り。特にパイ時代の曲は、ひなびた英国の町並みが目に浮かぶような名曲がたくさん。 途中ロック・オペラに走ったり、妙にアメリカンロックしたりしましたが(それはそれで好きなんですが)、もどってきてくれて良かった良かった。('97年4月記)
The Kinks/Something Else
The Kinks/Something Else(1967年)
 どちらかというとミディアム曲の多い、キンクス版「リボルバー」。これ以降、「ローラ対パワーマン〜」まで、すべてオススメ。しかしこのアルバムには珠玉の名曲「Waterloo Sunset」が収められている。デイヴの渋いボーカルがイカす「Death of Clown」も必聴。
The Kinks/Everybody's in Show-Biz
The Kinks /Everybody's in Show-Biz(1972年)
 発売当初は2枚組で発表され、1枚がスタジオ録音、もう一枚がライブという内容。スタジオ盤の方は駄作曲なしで、中でもレイの最高傑作「セルロイド・ヒーローズ」はもうちょっと日本でも知名度があってほしい1曲。ライブ盤では、メンバーチェンジにより強化されたバンドサウンドが聴ける。

The Beach Boys | The Kinks | Neil Young | XTC | The Beatles/The Rolling Stones


Neil Young
 私がもっとも愛する人物、ニール・ヤング。あのギラギラした目からは想像できないようなセンチメンタルな曲を書くかと思えば、ヘタウマじょんがらギターをかき鳴らすハードな曲もやってのける。年をとっても昔のままのパワーとバイタリティ。ださいファッションセンス。なにもかも最高。私は一生この人についていきます。 けっしてうまいとは思えないクレイジーホースの存在も忘れちゃダメ。('97年4月記)
Neil Young/On The Beach
Neil Young/On The Beach (1974年)
 彼の数多いアルバムの中で一番好きな作品。何でこれが日本でCDとしてリリースされていないのか不思議。歌詞の内容はよくわからないけれど、かなり内省的な雰囲気。急きょ制作されたらしくラフな作りだが、ニールの心情が一番よく出た作品ではないかと思います。ニールの本当のファンに捧げるアルバム。
 (2003年12月追記)2003年の秋、やっとCDが発売されました。
Neil Young/Everybody Knows This Is Nowhere Neil Young/After The Gold Rush
Neil Young with Crazy Horse/Everybody Knows This Is Nowhere(1969年)
Neil Young/After The Gold Rush
(1970年)
 それぞれ彼のソロ第2、3作。 一般的には3作目と次作「ハーヴェスト」がロックの古典として高い評価を受けています。ただ、「ハーヴェスト」は入門者にはちょっとツライ部分もあるので、この2作あたりがオススメ。必殺のニール節がさえわたる「Down by the river」、「Cowgirl in the sand」、「Southern man」は必聴曲。


XTC

 ひねくれブリティッシュ・ポップバンドの教祖的存在。最強のポップ親父アンディ・パートリッジたちは最近は何してるのやら。
入門者はとりあえずシングル集の「ザ・コンパクトXTC」から始めましょう。XTCのポップな世界がぎっしり詰まった名コンピレーション。最近出た、たいそうな2枚組のベストよりはいいと思います。('97年4月記)
XTC/GO 2
XTC/GO 2(1978年)
 ジャケ写はわかりにくいでしょうが、黒地に延々と文字が書き連ねられています。個人的に一番好きなアルバム。ただし、世間の評判はあまりよろしくありません。アンディのギターとバリー・アンドリュースのチープなキーボードが程よくマッチした名作だと思うのですが。その後のXTCを示唆する1曲目の「Meccanic Dancing」はカッコイイし、4曲目と5曲目の曲の繋がりはいつ聴いてもスリリング。
XTC/drums and wires
XTC/drums and wires (1979年)
 アルバムの完成度から言えば、「ENGLISH SETTLEMENT」や「SKYLARKING」の方が高いけれど、本作には勢いがある。おそらく、プロデュースしたスティーブ・リリーホワイトの力が大きいのでしょう。ベスト・トラックは「Helicopter」。こういうタイプの曲が私は大好きです。CDでは、コリン・ムールディングのポップソングの傑作「Life Begins at the Hop」も収録。

 

The Beach Boys | The Kinks | Neil Young | XTC | The Beatles/The Rolling Stones


The Beatles/The Rolling Stones
 この人達は別格です。好きとか嫌いとか言う前に絶対押さえておかなければなりません。この2組を聴かずして「ロック」を語る資格はありません。たしかにビートルズはどこかイモくさいけれど、たしかにミック・ジャガーの唇は松本清張だけれど、彼らがいなかったら今のロックシーンはなかったでしょう。思うに、ビートルズは楽曲の面で、ストーンズはパフォーマンスの面でロックシーンに大きく貢献したのではないかと思います。
 で、オススメ作ですが、オリジナル作全てです、特にビートルズは。ただ「どれから聴いたらいいの」ってことになるでしょうから、とりあえずいくつかあげておきます。でも、必ずしも代表作というわけではない、彼らの作品は全て聴けというのが前提であるということをお忘れなきよう。
('97年4月記)
The Beatles/Rubber SoulThe Beatles/Revolver
The Beatles/Rubber Soul(1965年)
The Beatles/Revolver(1966年)
 とりあえずこの2枚をセレクトしましたが、悩みましたよ〜。残念ながら漏れたのは「マジカル・ミステリー・ツアー」と「ホワイトアルバム」。最高作と評価の高い「Sgt.ペパーズ」は、ロック史を語る上では外せませんが、ビートルズとしての私の評価はこれらの作品より下です。
The Rolling Stones/Beggar's BanquetThe Rolling Stones/Let It Bleed
The Rolling Stones/Beggar's Banquet(1968年)
The Rolling Stones/Let It Bleed(1969年)
 今のストーンズの連中が作ったとは思えないほど、完成度の高い奇跡的なアルバム。間違いなくこの頃がストーンズのピークでしょう。ただ、こんな側面だけがストーンズじゃないということ。惜しくも選外の「ブラック&ブルー」のようなルーズな側面もストーンズの売りであります。

The Beach Boys | The Kinks | Neil Young | XTC | The Beatles/The Rolling Stones


その他好きなアーティスト(順次、コメントを入れて行く予定です)

(アメリカ系)
THE MONKEES, LOVIN' SPOONFUL, TODD RUNDGREN, TALKING HEADS, TOM WAITS, STEELY DAN, THE BYRDS, VELVET UNDERGROUND, GREATFUL DEAD, JONI MITCHELL, CAROLE KING, LOVE, THE BAND, RY COODER, R.E.M,FOOTIE & THE BLOWFISH etc.
(イギリス系)
NICK LOWE, GRAHAM PARKER, Dr.FEELGOOD, 10cc, SPARKS, ROXY MUSIC, ELTON JOHN, DAVID BOWIE, KATE BUSH, PRETENDERS, THE JAM, PALE FOUNTAINS, AZTEC CAMERA, PREFAB SPROUT, ECHO &THE BUNNYMEN, DANNY WILSON, BLUR etc.

*メジャー系を中心にセレクトしました。マイナーな人を挙げていったらきりがないもので。
黒人系はまたそのうち(これも奥が深い)。


 

 

ホームに戻る