鍛冶屋敷遺跡

紫香楽宮と周辺の遺跡

遺跡の情報

遺跡の概要 甲賀寺で使用されたとみられる銅製品を製作した工房跡。新名神高速道路信楽ICの工事にあたり平成13年~14年に発掘調査が実施された。調査では規則的に並ぶ溶解炉や大型の銅製品や梵鐘を鋳造するための鋳込み遺構などが確認された。当時の官営工房の実態を示す貴重な遺跡。その後、平成26年に遺跡の西側で調査が実施され、南北に並ぶ2棟の掘立柱建物が見つかった。
遺跡の性格 鋳銅所跡
場   所 滋賀県甲賀市信楽町黄瀬
遺跡の現状 遺跡は新名神高速道路信楽IC下りてすぐの場所にある。遺構は埋め戻されているため、直接見ることはできないが、付近に遺跡説明版がある。
遺跡の写真
出 土 品 土器、溶解炉片、鋳型など。土器のなかには「二竈領」(二のかまどのうながし 2番目の溶解炉の責任者)と書かれた墨書土器が出土しており、工房の運営実態を示すものとして注目される。また、大型の梵鐘鋳型は復元すると古代では東大寺に次ぐ大きさと推定され、甲賀寺の造営のため多くの資材が投入されたことを物語っている。