この時、村一番のお年寄りが、落ち着いた声で言いました。「おまえら何も心配ない。お殿様が大きな城を造るとき、女の人を生き埋めにするのや。これを人柱というてな、守り神になってもらうのや。この守り神をみんなでまつっている限り、お城は絶対に崩れないと聞いている。」 人々は安心して、また一生懸命働きました。   
先頭ページ 前のページ 次のページ 最終ページ