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H.V.S通信 vol.25 1998年(平成10年)11月



結婚式  


 高校時代の友達が結婚した。
 結婚式は岡山県津山市で行われた。そこで高校時代の友達7人と車で行ってきた。車の免許は全員持っていた。ところがそのほとんどが「町内限定」だった。結局車2台で行ったのだけれど、それぞれの車の持ち主が片道3時間半ずっと運転することになった。私は当然そのドライバーの一人。出発したその日の2時30分から式だったので、朝からみんな結婚式仕様の出で立ちで出かけて行った。サービスエリアで休憩したときはちょっと恥ずかしかった。
 
 そんなこんなでホテルに着いて、ロビーで式が始まるのを待っていたら、ウエディングドレスの友達登場。写真撮影だというので帰ってきたらみんなで写真を取ろうと待つことしばし。ひさびさの友達もいたのでおしゃべりしていたら、うしろで「ばたん」という大きな音がする。何事かと思ったら、ウエディングドレスの友達がこけていた。最初から笑わせてくれたが、披露宴もなかなか楽しかった。新郎が壇上からおりて友達と歌を歌っているあいだに、新婦の男友達が壇上で新婦と写真をとっていたり、新郎新婦の席にアイスクリームがこないといって他の席から持って来させたり。(ふつう新婦は披露宴中、食事をしないのではないのか!)結婚式から披露宴、二次会までいったがとても楽しい結婚式だった。

 その日は式が行われたホテルにみんなで泊まった。夜遅くまでいろんな話をした。とくにこれから、住み慣れた地から遠くはなれたここで暮らす友達のこと。専業主婦で友達もいないこの土地でどんな気持ちで過ごすのだろう。すでに彼女は「やることがない」と呟いていた。新居はマンションであるが、2年たったら彼の実家で同居らしい。新しい土地で新しい生活をぜひとも楽しんでほしいと思う。これからどんどん私の友達は結婚して行くのだろう。なにしろ今年26才。結婚して身を固めるにはよい頃合である。事実この9月、10月ばたばたと結婚していく。結婚の予定が「まったく」ない私は久しぶりに合う友達がマンションや子どもの話をしているのを横目に、改めてそういう年齢になったのだと感じさせられる。特に結婚願望があるわけでもないが、友達の結婚式に行くと結婚式がやりたくなる。でも1人じゃできないんだな。

 まあ、もうしばらくは遊んでいよう。
(中島綾子/HVS)



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