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H.V.S通信 vol.27 1999年(平成11年)4月




             


黒沢監督ではないですが、昨日「こんな夢をみた」のです。
 
気がつくと私は一本の竹の先っちょにぶら下がっていた。しかもたったいっぽん、雲も突き抜けすらっとのびている、おそろしく背の高い竹に。眼下には飛行機の窓から見下ろすあの景観が広がっている。
 「へぇー!?」 と、次の瞬間、私は自身の重みでまるでバンジージャンブのように真下へ急直下!  「ひぃ〜!」 
 ジェットコースター系は全くだめな私。歯を食いしばりながら竹の先にしがみついて耐えていると今度は竹がばねになり、私は大空の彼方へ「ぽーん」と投げられて、そして今度こそ何のしがらみもなく真っさかさまに落ちていく。
 「ぎゃー!!」と、いうところで目が覚めた。硬直する布団の中の私。「変な夢」だ。しかし・・・。
 「またこの夢みちゃった・・・」
 実はこの夢を見たのは昨日だけではない。この夢、つまりいきなり竹の先にぶらさがっているところから始まって最後には真っさかさまに落ちていくという夢は私の夢のレギュラー番組なのだ。でもヘビーローテーションだったのは中学生の頃。いつも不思議なほどクリアなカラーの夢で、青い空に緑色の竹が一本にょきっとそびえている光景は今すぐにでも思い出せる。最近は全く見なかったのだが、久しぶりの登場に見事に不意打ちをくらってしまった。
 訳のわからない夢のくせにやたら何度も登場するので、「何か意味があるのでは!?」と思って、夢占いの本で調べてみたことがある。そういえば確かこんなことが書いてたっけ!?
「落ちる夢はあなたが成長していることを示します」
 ということはである。私の中で何かが今、”成長”しているということなのか。 しかし今さら背がのびるってことはなさそうだし、かといって他に思い当たることもない。一体、私の”何”が成長しているというのだろう。
 それとも、私は考えた。これはもしかして予知夢かも。近々何かの形で私はきっと自分自身の成長を感じることになる。そう素晴らしい吉夢なんだわ。
 25歳の女の子ってこの手の期待に弱いのです。今までやってきた道は正しかったのか、そこで見つけたモノは果たしてこれから役に立つのか、なんてふっと思ってる中、こんなちょっとした”いい予感”が飛び込んできたらやっぱりわくわくするでしょう?

 そんなちょっと浮かれ気味だった日の夕方。いつものように夕御飯の支度をしているとあることに気がついたのです。 今まで野菜を切るときは「ざくっ、ざくっ」という風にゆっくりしか切れなかったのに、いつのまにか「とんとんとんとん」とプロがやるような感じで 切れるようになっている・・・・・。
(網本ゆか/HVS)


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