パソコンテレビ回想法 

回想法とは、昔懐かしい経験や体験などを、皆で楽しみながら語り合うことによって、 脳をいきいきとさせ、気持ちを元気にするアプローチのことです。回想法は、認知症の予防やひきこもりの防止など、高齢者の生活の質を向上する効果があるといわれています
高齢化社会をむかえた今、認知症治療のひとつとして回想法がクロ-ズアップされています

      
懐かしい家庭料理レシピ  昔の人が伝えたい言葉集
     
終戦前後に使用された道具、写真集
パソコン回想法とは...
認知症のお年寄りにパソコン画面に表示される昭和10年代のある一家の一日を見てもらいながら当時の事を思い出して頂き、スタッフが問いかけを行うことで対話が生まれ、脳が活性化され、認知症の治療を行うシステムです。
当時を偲ばせるイラスト、写真、民具、音楽など約350シーン500以上の写真で構成されています。回想の広がるまま画面をクリックしていくと、多くのなつかしいアイテムからさらに回想が広がり、会話が生まれ、スタッフとの絆も深まります。
テレビ回想法とは・・・
「昔のことを思い出し、自らの人生を振り返ったり、若者達に昔の知恵を伝えたり・・・
回想することによって今に活かそう!」という回想法のエッセンスを取り入れて、懐かしい話に花を咲かせていただこう、お年寄りがご存じの昔の話を教えてもらって、いつまでもいきいきと元気に暮らしていただこうというビデオです。
画面からは、お年寄りにとって懐かしい話題が毎回提供されます。そのシーンをご覧に
なりながら、介護者とお年寄りと、またお年寄り同士で、さらに子供たちと、回想と会話を楽しんでください。
  目 的 
 「もの」をそろえなくても、画面を見ながら自然に会話が生まれたり、絆が深まりよき時代を共に懐かしむことが出来る 
  方 法 
 画面をクリックすると500種類のなつかしい(写真、イラスト、動画)が展開。見て聴いて読んで、よき時代を回想
  効 果 
 回を重ねるごとに意欲が高まり、自発話が増え、時に情緒的、時に考察した示唆に富む回想が語られる 
認知症によって理解力が低下してくると、会話が少なくなってきます。そのようなときは、話題を「今」ではなく、「過去」にし、昔の体験など話すことが、認知症にとって良い効果が発揮されます。  
回想法には介護施設などで専門家の指導を受けながらグループで行う方法と、個人で行う方法があります。家庭で行う場合でも特別な知識は必要なく、思い出の品や、昔の写真、若いころに流行していた音楽など、過去を思い出しやすくするための道具を用意し、問いかけをしながら認知症の方のお話を引き出します。
 
内容 
       【すすめかた】
具体的な質問を
写真や思い出の品を見ながら話す
話を強制しない
間違いを訂正しない
きっかけとなるもの
・アルバム
・以前使っていた生活用品
・古い本や雑誌
・仕事道具
・昔の有名人
・若い頃の映画、音楽
・よく食べた食べ物
・古いハガキ、年賀状
       【伝えたい言葉集】

エコ、生活の知恵
遊び、友達
学校、先生、弁当
おやつ
家族
結婚
手伝い
戦争
子育て
近所つきあい
長寿の秘訣
伝えたいこと、現代への提案
            【昔の道具】
自らの経験や、昔懐かしい道具を教材にその体験を語り合う(回想する)ことにより、介護予防、認知症防止に役立てようとする回想法は、欧米諸国より始まり、既にわが国でも臨床に応用されており、特別養護老人ホーム、老人保健施設などで試みられています
           (回想を促す様々なモノ)
出版物や印刷物...本.新聞.ポスタ-.地図.暦.写真.アルバム
使われていた物....生活道具小物.おもちゃ.行事道具





 ★パソコン回想法の動画画面           ★PDFファイル 
         

★昔の道具
PowerPointソフトがインストされている場合は閲覧できます