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H.V.S通信 vol.28 1999年(平成11年)6月



HVS巡業ツアー、
HVSによる
修学旅行のようなものです。 
 


第3回HVS巡業ツアーレポート


 HVS巡業ツアー(HVSによる修学旅行のようなもの)が、今年度は1999年3月21日に宝塚市方面を訪問するということで開催されました。参加者は男性1名女性3名他引率として碧水ホールの上村氏の計5名。メインは宝塚大劇場での観劇、そのあと手塚治虫記念館、コミュニティ・ラボ・めふを訪問するということです。

 貴生川駅午前7時08分発の列車に乗車、宝塚駅着午前9時05分と2時間弱で到着しました。このJRの列車についてはアッということがありましたが後述します。

 宝塚大劇場の入場料は安く3,500円でした。何故こんなに安いの?と思いましたが、そのとおり、B席でした。S席は7,500円、A席は?2,527席の内半分以上がS席、B席はたったの227席です。
 星組公演は、『WEST SIDE STORY』で内容はいまいち。というのは台詞が誰から出たものかわからないし、意味がわからないのも。ただ、スケールの大きさ、舞台転換の早さなど。それにレビューの美しさは楽しめました。

 それと非常にビックリしたのは、招待された方々だと思いますが、男性の多さ。列車の中で話していたのですが、我々(上村氏と私)は『浮いてしまうかもしれない!』という心配は杞憂に帰しました。男性諸君、宝塚大劇場、恥ずかしくありません。是非一度足を運んでください。
 11時開演には着くのが早すぎたので、宝塚ファミリーランドへ入園し、時間つぶしをしましたが、広い広い園内のうち一部(ズーガーデン)だけを見学、ここにしかいないホワイトタイガーを見ました。2、3頭だけと思っていたのですが、7、8頭はいたように思います。尚、宝塚大劇場の入場券で当日のみですが、宝塚ファミリーランドへ入園できます。着くのが早すぎた時、または公演のあと楽しんではいかがですか。女性陣3名は「プリクラ」を作って楽しんでおりました。

 そのあと、手塚治虫記念館へ行き、むかしを偲んで楽しく見学しました。しかし時間がなくゆっくりと作品等を見ることができなかったのがちょっと残念だったように思います。手塚治虫記念館は、宝塚ファミリーランドから直接入場することが出来ます。しかし、我々一行は雨のなかを5分程歩いて記念館へいきました。
 それから、次の目的地は「コミュニティ・ラボ・めふ」ですが、手塚治虫記念館までスタッフの合田氏が車で迎えに来てくれました。
「めふ」とは漢字で「売布」と書きます。売布神社というのがあり、阪急電車で宝塚から梅田方面へ2駅のところにあります。宝塚市の売布神社駅前再開発事業ということで、1999年秋には「ピピアめふ」という高層ビルの建設が完成されます。その中に阪神淡路大震災を教訓に、いざという時の避難所も兼ねて、畳敷きの部屋がつくられるのですが、それだけではもったいない、その部屋で映画を映写しようではないかということで「コミュニティ・ラボ・めふ」ができたそうです。ホールをつくる話と再開発事業とどちらが先に出たことか私は知りませんが、有意義なことではないかと思います。ただ、今は建物が完成しておりませんので、仮住まいのところで活動をしておられます。映画専門のホールだそうですが、ボランティアの方達を含めスタッフの皆様方はやはり映画に造詣が深くてびっくりしました。中にはビデオ、テレビを含め1年間に4、500本位鑑賞するという方がおられ、また、その全部の内容を覚えていると言われてよけいビックリしました。

 その後、迎えに来ていただいた合田氏にJR宝塚駅まで送ってもらいました。

 さて、往きの列車についてですが、柘植発午前6時49分、大阪着8時40分です。時刻表ではそこまでですが、その列車がそのまま臨時列車『丹波路ホリデー号』と名前を変えて福知山行きになります。『丹波路ホリデー号』は3月20日から5月9日までの土曜、休日に運転されます。ですから、我々HVSのスタッフの乗車した列車は貴生川駅から宝塚駅まで乗り換えなしにいけました。始めはHVSのために直通列車を編成してくれたのか!と思いましたが、そうではなくてJRがもともと臨時列車として運行したものとわかりました。これから行楽シーズンに宝塚や福知山方面に行かれる方は、この列車を確認して乗車されると非常に便利だと思います。*1
 以上、簡単ですが今年度のHVS巡業ツアーの報告を終わります。
(杉本昌彦・HVS)

*1 JR貴生川駅によりますと、7月以降にも『丹波路ホリデー号』の企画があるだろうとのことでした。ただ、車両の運用が期待する通りになるかは不明だそうです。
(編集部しらべ)


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