H.V.S通信 vol.74
2005年(平成17年)2月
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![]() HVS通信 vol.74 2005年(平成17年)2月 映画『火火』見てきました。(木田真也)...1 あがた森魚ライブ...1 3人展(藤村稔)...1 愛と平和で行こう!(井上陽平).2 ベトナム・サイゴン(上原秀格)....2 現代音楽の基礎知識。(清水慶彦・植田浩徳)...3 ジャワガムラン.....定期演奏会(岩井義則)...4 押しに弱い家系(網本ゆか)...4 編集・発行 碧水ホールボランティアスタッフ 滋賀県甲賀市水口町水口5671 郵便番号 528-0005 電話 0748-63-2006 ファックス 0748-63-0752 e-mail michio@jungle.or.jp ホームページ http://www.jungle.or.jp/hvs/ 碧水ホールの公式ホームページ http://www.city.koka.siga.jp/hekisuihall/ 甲賀映画祭、2005年秋。 映画祭開催に興味を持った市民が集まり 「甲賀シネマパーティー」を結成しました。 参加者募集中。 近日ホームページ公開 事務局:碧水ホール hekisuih@city.koka.shiga.jp 第7期 碧水ホール・ロビー ライブハウス化計画 参加企画募集! 応募期間 2005.4/6水-4/23土 ロビーをライブスペースとして提供します デモ音源と企画書をお寄せください 色々だけれど 音楽を大切に思う気持ちに違いはない そういう気持ちを 碧水ホールは応援します |
映画 『火火』見てきました。 本日『火火』見てきました。 予想外と言っちゃなんですが、よかった。おもしろかった。感動した。地元だというひいき目に見なくても、かなりの完成度です。 キャストもばっちりだった気がします。出演者全員が最高だった(出てきた役者はみんな好きになった)中でも岸辺一徳がめちゃくしゃしぶい!少ない台詞の一言一言がかっこいい!また今回初めて知った黒沢あすかの演技には心動かされました。 けっこうユーモラスなシーンがあって館内が笑い声に包まれたりする前半で対して後半は白血病や骨髄バンクの話が絡んできてぐっとシリアスになります。 陶器の作品が作られる工程や、窯焚きなんて信楽の隣町に住んでながらまったく知らなかったし、白血病の治療やドナーからの骨髄移植なんてのも別世界の話でした。でも映画を観ていくうちにもっともっと知識を得たいという気持ちにさせられました。本当に内容が興味深く見逃せないシーンの連続です。 しかもそれがよく知ってる景色の中で撮影されてて、誰か知ってる人が出てるかもと思うと目を皿にして観ずにはいられませんでした。たんたんとゆっくりしたテンポの映画の割には観るほうは忙しかったです。僕の家の近所では、劇中で幼き日の神山賢一がインスタントラーメンを万引きしたシーンの商店が水口小学校の前にあり、神山清子が本を買った書店が隣の筋の商店街にあり、田中裕子が撮影中に何度か通ったという居酒屋がうちから数十メートルの場所にあり、それらの場所をプチ『火火』ツアーしながら帰りました。 とにかくこれが地元で映画が撮影されるということなのかと深く実感。言葉ではうまく表現できませんが、本当に信楽という町とそこにある陶器文化を誇りに思い、神山清子さんを尊敬し、それを映像化してくださった皆さんに感謝する気持ちで一杯になりました。 映画でこんな気分になったのは初めてです。 国外に出ると日本の良さをわかるみたいなことはよく言われますが、今回映画というフィルターを通して、自分の中に眠っていたのかも知れないけど今までの人生でまったく出番のなかった「郷土愛」のようなものが、むくむくと起き上がってくるのを感じました。 いやあ、いい経験をさせてもらいました。まだ観てない人はぜひとも観に行ってください。 今まで目にしてもたいしてなんとも思わなかった『火火』のチラシやポスターが観終えた後では光を放っているのを感じられるはずです。 (木田真也・HVS) 碧水ホールは甲賀市や湖南市(当時、信楽町と水口町、甲西町)などで行われたロケのエキストラの募集に協力しました。映画『火火』は、水口アレックスシネマ他で上映中。 |
藤村稔・望月公司・小竹陽一3人展 平成17年3月10日(木)〜13日(日) 10日12:30-17:00 11日、 12日9:00-17:00 13日9:00-16:00 碧水ホールロビー 「3人展」に寄せて 3人は昭和30年代前半、滋賀大学学芸部絵画教室で互いに励まし合い、助け合って暮らした仲間。 35年4月に教員としてスタート。以来38年、好きな絵画も手につかないぐらい、公私にわたり毎日の生活は厳しい時が長く続いてきた。しかし、退職を機会に心のゆとりも多少出来たが、二人は引き続いて公職の道を歩まねばならなかったこともあり、大幅なゆとりの時間は許されなかった。 今回、やっと三人揃って“自由人”となり、互いに共通的な趣味でさらに絆を強め、今後の人生の幅をもっと広げていきたく考えている。 とは言っても、壁を乗り越えていくには飽くなき創作活動しかない。グループ展での一作一作に心血を注がねばとの思いである。 出展:藤村稔(甲賀町相模)望月公司(甲南町竜法師)小竹陽一(甲南町寺庄) (投稿:藤村稔/甲賀市甲賀町) |
愛と平和で 行こう! 2004年末に出た『SIGHT』22号掲載のポール・マッカートニーのインタビューが素晴らしい!何が素晴らしいって、子どもの頃にひどい目にあわされた先生の実名を出して、「忘れてない」と言い放っているのが素晴らしい!毎年12月になると『ハッピー・クリスマス』が巷に溢れ、「愛と平和のジョン・レノン」特集が臆面もなく組まれることに辟易すること20年。ここでポールがかましてくれた。やっぱりビートルズはこうでなくっちゃ! ポールはある意味ジョンより一面的な評価を受けている人である。代表曲が『イエスタディ』と『ヘイ・ジュード』と『レット・イット・ビー』じゃ、ジョンよりずっと「愛と平和の使者」っぽい。顔もいかにも人が良さそうだ し、愛想もいい。しかし、このインタビューだ。腹立つもんは腹立つ。許さないことは許さない。齢60にして今もって恨んでいる人がいる。今だ恋愛をして結婚しようとする。枯れてないし、達観もしていない。つまり「じいさん」ではないのだ。20以上も年下の自分が励まされるのも情けない話だが、自分の方がよっぽど「じいさん」やんか、もっと行ったらんかい、と言われた気分。おぉ怒ってやるぜ、恨んでやるぜ、落ち込んでやるぜ、溺れてやるぜ、迷ってやるぜ、アホしてやるぜ、そんな気分がグワーっと出てくる。最高だ、ポール! もちろんそのような気分と同時にジョンと出会えたことを「奇跡」と感謝し、前妻(ガンで死亡)リンダに感謝し、今ある幸せをしっかりかみしめている。恨みも腹立ちもあるけれど、決してそれに負けていない。昔も今も、ポールは恨み節のような曲は一切作らない。形にするのはいつも「愛と平和」なのだ。彼は一度も恨みや落ち込みに自分を支配されなかった。そこが彼の最大の強さなのだ。自分のような弱い人間はここを見習わなければいけない、とつくづく思う。 ジョンやポールをはじめ、ビートルズは間違いなく「愛と平和」を歌っていた。しかし、少なくとも自分にとって大切なことは、その「愛と平和」を歌う人が決して聖人君子でなかったことだ。奔放なセックスライフもあり、悪態をついて周りを怒らせることもあり、麻薬や酒におぼれたこともある人が、「愛と平和」を歌っていたことなのだ。それも成功者の伝記のような、それらを乗り越えたのではなく、セックスしながら、悪態つきながら、麻薬や酒におぼれながら同時に「愛と平和」を歌っていた、ということが重要なのだ。彼らの存在があったからこそ、「酒場で酔いつぶれている人が実は誰よりも平和を望んでいるのかも知れない」という考えられる思考が手に入った。そこで「いい人」と「悪い人」という下らない二分法からさよならできたのだ。「くそったれ」と「愛してる」は両立することを学んだのだ。その考え方ができることで自分は大きく成長できた。 自分は今もって人を恨んだり許せなかったり、酒飲んで愚痴ったり、相変わらず色気も下心も少なからずある。それでも愛と平和を考える資格があると信じている。かっこつけだと言われても、やはり望むのは「誰も傷つかず、誰も悲しい思いをしない世界」なのだ。 「そんな弱っちい考えなんてなんの役にも立たない」と言う人も、「そのためにはあなたも煩悩から解放されなくちゃ」と言う人も信じない。だから今年もきっと、いや去年よりずっと心が荒みながら、愛と平和を望もう。そして形にするのなら、できるだけ後者にしよう。新年の決意はこれで決まりだ。何せ、ポールがそうなんだから! (井上陽平/HVS ) |
ベトナム サイゴン サイゴンを歩いていると5分おきくらいにバイクタクシーの運転手に「乗らないか」と声掛けられる。「ノー」と断っても彼らはしつこくつきまとう。逃げて公園のベンチに座ると隣までやってきて「乗らないか」と言うのだ。 そして、一冊のノートを取りだし僕に見せる。今まで乗せた客の寄せ書きやメッセージが綴られていた。「この人は安全です」とか「思い出をありがとう」とか日本語で書かれている。近年ガイドブックにベトナムのバイクタクシーは危険だから乗るなと書かれるようになって、彼らも必死で安全性をアピールしているのだ。 あまりのしつこさにストレスが溜まる一方で、こんなことならおとなしく乗った方がましだと思って、渋々「ハイ」と名乗るおじさんに明日一日サイゴン近郊を案内してもらうことにした。 あいにくの曇り空。気持ちも晴れないまま昨日約束した場所へ向かうとハイさんが大きく手を振って待っていた。ハイさんの後ろにまたがり、サイゴンの大通りを走った。クラクション鳴らしっぱなしのバイクの群が洪水のように押し寄せる。ハイさんは小刻みにハンドルをくねらせながらバイクとバイクのすき間を縫って猛スピードで走った。恐くはなかった。サイゴンの生ぬるい風を全身に受けて、ジェットコースターに乗っているようなスリルを感じ、むしろ爽快な気分になった。 将来カンボジアにつながるという工事中の国道を右折すると、のどかな田園風景が広がる。大きな街路樹が延々と続き、春巻き用のライスペーパーが軒先で干されていた。サイゴンとはうってかわって静かで穏やかな空気が漂う。 ハイさんは休憩しようと、カフェに連れていってくれた。カフェといってもわらぶき屋根に、ハンモックがひとつぶら下がっているだけ。ハイさんは道端の雑草を取ってきて「これ何か知っているか?」と聞いた。何だろうと思っていると、彼はいじらしげにちょんとその葉に指を触れた。 おじぎ草だった。 僕らが向かったのは「クチトンネル」。ベトナム人がアメリカ軍の攻撃から身を守るため蟻の巣のように張り巡らせた地下防空壕で、サイゴン近郊随一の観光地だ。ガイドに連れられ人一人がようやく通れるくらいの小さなトンネルに潜った。体をくねらせ狭いトンネルを進んでいったが、さほど楽しいものではなかった。 休憩所で寝ているハイさんを起こし、来た道を戻った。日も暮れかけた頃、ハイさんは行きつけの飲み屋に誘った。もう帰りたい気分ではあったが断りきれず、そのまま狭い小道をすり抜け、旅行客がほとんど立ち寄らないような庶民街に連れて行かれた。 ![]() そこへ、子供を連れた女性がハイさんのそばに来て、なにやら井戸端会議を始めた。ハイさんは「うちの息子がこの子にいじめられているんだよ」と笑っていた。 一日共に行動しているとなぜか古い友達のように思えてくる。やけに情に訴えかけるような表情をするからかもしれない。気がつくとハイさんがベトナム人であることをすっかり忘れてしまっていた。酒も話題も尽きて、タバコをふかせてうつむいていると、ハイさんは思い出したように例のノートを取りだした。「この人は安全です」と書いてくれと言う。僕はペンを取りしばらく考えて「ベトナム人も日本人も一緒」と書いた。 (上原秀格/HVS) |
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画をミックス+αという選曲になりました。 現代音楽はこうあるべきだ、という時代から、茶碗を叩いてもええやん(種々雑多な三重奏曲で使用)、楽器を使わんくても「音楽」ですわ(心象風景第4番ではラジオ12台を使ってチューニング)、五線譜でなくとも演奏はできるんよ(インター・ポジ・プレイションは数字楽譜)、というような『音楽』がつくられていく過程がレクチャー付で体験できる企画です。 好奇心に突き動かされながら、「演奏会」の可能性を広げていくMU楽団。各人がそれぞれにやりたいことをしよう、それでうまく循環するような、という夢のような音楽世間を、日々畑を耕すように少しずつ育てようと思っています。まずはその演奏会に足を運んでみてください。 3月26日碧水ホール、14時開演、皆様のお越しをお待ちしております。よろしくお願いします。疑問苦言質問提言、なんでもお待ちしております、 MU楽団ウェブサイト。 www.musicunit.net (投稿:植田浩徳/ピアニスト) コンサート現代音楽の基礎知識。●チケット発売中 前売り2000円 当日2500円 チケットぴあPコード189-823 チケットぴあの前売りはファミリーマート、セブンイレブン、サンクスでもお求めいただけます。 |
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クラシック音楽の愛好家を自認する方々にとって、いわゆる「クラシック音楽」というものが、バロックとかロマン派とか、ドイツ的重厚さとフランス的色彩感が云々などと、曲によって様々な特徴やスタイルを持つものであることはすでに周知の事実でしょう。それでも、これらの違いは、例えば「調性」とか「形式」といった、クラシック音楽の歴史の中で培われてきたある種の共通概念の枠組みのなかでの差異であった、と言えるのです。 時代が進むにつれ、作曲家たちは次第に、もっと新しいことを、もっと面白いことを、と様々な作曲方法を貪欲に開拓していきます。やがて、そのような欲求は、伝統にとらわれず、なにか斬新なことを含んだ「新たな作品」こそが書かれるべきものなのだ、という風潮を生み、従来のクラシック音楽がもっていた共通概念の枠組みからずいぶん離れた、一見、不思議で奇妙な作品たちを生じさせていったのです。 こうして書かれた不思議で奇妙な作品たちは、いつのころからか、「現代音楽」などと呼ばれるようになりました。この演奏会は、それら「現代音楽」をとりあげ、曲についての解説を交えて演奏していくというものです。 「現代音楽」たちは、もはや旧来の音楽の枠組みや伝統には無頓着です。「音列」というパズルゲームのようなルールを設定し、それに従って作曲するウェーベルン、指揮や著述といった幅広い活動を行い、「前衛」の指導者的役割をはたしたブーレーズ、そして、作曲のプロセスに「偶然性」を取り入れたケージらの作品はすでによく知られていますが、他にも、音律への関心から西洋以外の地域の楽器へと視野をひろげるハリソンの作品、伝統的な楽譜にあきたらず、新しい記譜法を用いた湯浅の作品、さらに、音楽のジャンルを超えてジャズの要素を取り入れるジェフスキや、日本ではまだあまり演奏される機会の多くないレヴィナスらの作品など、意欲的な楽曲が一堂に会します。 この演奏会では、「クラシック音楽」の範疇にありながら、それがもつ既成の観念にとらわれず、それぞれ個性的な方法によって作曲された「現代音楽」たちを聴くことで、音楽のあり方の多様性を実感していただけるだろうと期待しています。 (投稿:清水慶彦/作曲家) |
HVS通信をお読みになっているみなさまはじめまして。ピアノ弾いたり企画したり司会したりしています、1980年生まれの植田浩徳(ひろなり)と申します。 学生の頃から友人たちと『MU楽団』という看板を立ち上げ、なんかおもろいことしようや、という雰囲気で演奏会を主催してきました。昨年夏に碧水ホールで開催された、『野村誠の世界2004』で、「自閉症者の即興音楽」を演奏してMU楽団碧水ホールデビュー。 そのきっかけは以前MU楽団主催「室内楽の現在」という、現在作曲家として活躍されている方たちの作品を集めた企画で、野村さんのご承諾を得て「自閉症者の即興音楽」の改定初演を行ったことからつながった御縁。 そして碧水ホールで中村道男館長と知り合って、今回の「現代音楽の基礎知識」企画へと到達した素晴らしい御縁。 ![]() 植田浩徳/清水慶彦 現代音楽の基礎知識。vol.112/21/2001 芦屋ラポルテホールにて MU楽団らしさとは。様々な編成の室内楽、現代音楽への探求心、デザイン(チラシをご覧あれ)、この三本柱を活かして考えぬいた結果、選ばれたのがこの企画。過去に二度「現代音楽の基礎知識」というタイトルで演奏会を開催したところ、入場無料ということもあって思いのほか好評。そして、レクチャー付の演奏会「アメリカ音楽作品展」はあまり多くの聴衆に恵まれず(入場有料というのも関係したのかもしれません…)、面白い作品が多かったのにもったいなあという悔恨から、これら三つの企 |
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豪華3本立て ジャワガムラン・ティルトクンチョノ 第2回定期演奏会 2005年3月6日日曜日午後3時開演 協力券500円(前売り当日共)中学生以下無料 昨年2月にティルトクンチョノ「はじめての演奏会」を披露して丸1年、メンバーは仕事や家庭を持ちながらも毎週水曜日に碧水ホールに集まり練習を重ね、その間、「2004まなびの体験広場ステージ」や私の「晋山式披露宴演奏」等を経験してきました。 さて、予定しているところの3月6日の「第2回定期演奏会」の内容はというと、「ジャワ伝統曲」「ティルトクンチョノ オリジナル創作」「現代曲」の豪華3本立てとなっています。 「伝統曲」では「プスポワルノ」(メンバーによる舞踊付き)等、実際よくジャワで演奏される曲を監修中川先生やインドネシア芸術大學のシスワディ先生の手解きを受け、その成果を今回皆様にお届け出来ると思います。 「創作」では巌谷小波の「かみさまのうま」を素材に選び、今回は影絵を使って物語を展開していきます。登場人物ごとのテーマ音楽が聴きどころ。 「現代曲」では北浦恒人氏の「竹取幻夢-インテルメッツオ-」を演奏します。「伝統曲」とは違った不思議で幻想的な世界をお楽しみ頂ければ幸いです。 尚、今回は縁あってダンスカンパニー「Ca・Ballet」とのコラボレーションも計画していますので、ご期待下さい。 また、当日は演奏会を盛り上げる催しとして、「Manis・Manis」(マニス・マニス)の鵜飼和美さんが、インドネシア職人さんたちがひとつひとつ心をこめて作った雑貨や布(バティックやイカット)の店をロビーにオープンされます。鵜飼さんは「先日のインドネシア沖で起った大災害で、多くの人が被害に遭いました。残された人々は心や体に傷を負いながらも、生きていく為に頑張っています。今回はチャリティーバザーとし、売上金を全て寄付致します」と張り切っていらっしゃいます。演奏をお楽しみ頂くと同時に是非こちらの方もご協力下されば幸甚に存じます。 (投稿:岩井義則/甲賀市・ティルトクンチョノ代表) コンサートと平行してワークショップが 開かれます。 ご案内→ 内容 初めての人を対象にした ジャワガムラン演奏体験です。 日時 a組 2005年3月5日(土)13時〜 b組 6日(日)10時〜(各90分) 指導 中川真(大阪市立大学教授) 主催・お申し込み 碧水ホール ●各組定員20名まで、先着順で受け付け中 |
押しに弱い家系 みなさまおひさしぶり&はじめましてです。碧水ホールボランティアスタッフ隠れキャラです。 はじめてスタッフになってから、今年で10年目を迎えることになりました!その中で実は水口にいたのは最初の2年で、あとは町外(今は市外になるんですよね)から原稿を送っておりました。 ここ数年は忙しさにかまけて(?)ぜんぜん原稿を提出できなかったのですけれども、2004年、東京にチャウ・シンチーNIGHTにきた某スタッフMさんとの久々の再会や、原稿はださないのにスタッフの焼肉会には参加したり、ということもありましたので(食い逃げといわれないように)今年はぼちぼち書いてみようかな、と・・・。 現在@東京ですが、女3○歳、世間でいうところの負け犬(!?)の感じた日常のよしなしことをゆるーい感じで書いていこうと思っています。目標今年は全通信原稿提出!(あ、言っちゃった) さて、こちらに引越ししてまる6年。よく京都から友人が遊びにくるのだけれど、昨年の「ここ行きたい!」リクエストNO1は「六本木ヒルズ」。先般もやっぱり京都からきた友人と朝から定番のチョコ屋さん(LE CHOCOLAT DE H。トリュフが一粒、千円也!)へ行きました。でも実は体調がかなり悪く、見るからに弱ったいでたちでふらふら買い物してるとアロマショップの店員さんが声をかけてきた。 「そういうときにはこれ。殺菌作用のあるユーカリにグレープフルーツをまぜてそれから〜」 ・・・気がつくと手には3本のアロマオイルのびん。 しばらく後サプリメント屋にて。今度はめちゃ元気なお姉さんが 「あっら〜風邪?いいのがあるわよ。このコエンザイムを毎日朝晩飲むと免疫が〜」 ・・・はっと気づくとやはり手にはコエンザイムに加えてなぜか「美容」にきくというジュース(大瓶)が。 (コエンザイム云々の前に、あなたの声が頭に響いてつらいのですが。。。と本当は言いたかった T_T) この「押しに弱い」体質、遺伝らしく父は過去に訪問販売で ・消火器(5万円相当) ・クラシックCD大全(60万円相当) ・羽毛ぶとん、こどもカラー図鑑(金額不明) ・生命保険の契約(多数) ・・・その他諸々 購入の「前科」をもつ。 クラシックCDのときは母に怒られる父が必死に「いや子供達の教育の為なんだ」と言い張る姿に、子供心にも冷ややかな思いを抱いたものだ。 (ちなみにそのCD達は半分以上封が切られておらず、いまだに実家で誇りをかぶってる。 ・・・多分、全部聞いていれば私、もっと立派な大人になってたはず!?) 今年はぜひとも「結構です。」がいえる立派な大人になりたいものです。 あ、またひとつ目標が増えちゃいましたね。 (投稿:網本ゆか/東京在住) |