hekisui Hall volunteer staff original 1995
Home page for all concert goers and movie goers
home

HVS通信 vol.64 平成15年(2003年)10月 Hekisui Hall volunteer staff original since 1995


HVS通信 vol.64
2003年(平成15年)10月
HBTYにはかなわないっ。(minami)...1
野村誠の世界・アレクセイと泉(上原秀格)...2
奄美島唄ライブat碧水ホールについて(上村秀裕)....2
「湖国ゆかりの映画選」・・裏解説(上村秀裕)....3
11月12月の碧水ホール....3
●10月の碧水ホール....4
●文化経済基礎論その2(小西広恵)...4
●これからはじめるジャワガムラン....4

10月後半の碧水ホール

10/26(日)
14:30開場 15:00開演
奄美島唄ライブ
前売\2000 当日\2500
島唄の宝庫、奄美から届く、魂のウタ
【出演】 築地俊造 RIKKI 山下聖子
【主催】 水口町教育委員会 碧水ホール

10/31(金)
19:00開演
田中貴志ピアノ・ソロ
前売・当日共\1000
 1972年北海道帯広市生まれ。幼少よりクラシックピアノを学ぶ。高校卒業後、キース・ジャレットに衝撃を受け、ジャズ・ピアノに転向。2002年ファーストCD「ノースランド」発表。
【企画】evoke Music office
http://www.pianoman.jp
・・・・・・・・・・・
次の催しは主催者の都合で中止または延期となりました。
■10/19(日)14:00開演
村井広司ソロコンサート2003 中止
■10/21(火)-26(日)ローケツ染色紙展 主催 水口栄会
   2004年2月3日〜8日へ変更
シリーズ文化経済基礎論
その2

 碧水ホール・ボランティアスタッフの小西広恵さんは、京都橘女子大学の1回生です。 小西さんが受講している授業のひとつに、文化経済基礎論があります。誌上で、彼女のリポートを順次掲載しています。

文化経済基礎論
第3回講義に対する講義内容の要約と論評

 ラスキンは初めターナーの作品を評論していて、「芸術に触れて人生が輝く」との考えを導き出した。そこから生活の中に美術を取り入れることの出来る時代が始まったが、なぜ生活の芸術化が可能になったのか。それは市民が社会の中心になり、職業選択が可能になって市民の生活が自立し始めたからである。ターナーは生きる喜びを与える絵を描き人々に共感と新しい生活を与え、創造的な芸術をつくり上げた。そこで芸術を生活の中に取り込むとどうなるかとラスキンは考えたのである。
 ラスキンは評論家であったが、W・モリスは自分でデザインし、ビジネスとして生活の中の芸術化を推進するような商品を売り出した。そこでモリスはデザインしたものをプリントできたら安いコストで一人一人の家庭に届けられ生活の芸術化となり、世の中が変わるだろうと考えた。現代社会は経済社会であり、その中心である企業がもし生活の芸術化を推進するなら、創造する人は生産者で創造の成果を享受する人が消費者という新しい企業の考え方をつくったのがモリス商会である。人々は個性的な消費をし、生産者は創造的なものをつくる。その両者が出会うところに「市場」があり、そこでのコミュニケーションによって新しい企業・新しい商品が生まれ、これか
らの経済を支えるとラスキンは考えた。
 ボウモルはラスキンとモリスの考えを現代経済の中で強く主張し、実演芸術を成功させた。当時オペラはほとんどが赤字でそれをボウモルが調査した結果、高い待遇、報酬を創造する人間に与えなければならないので赤字になるということが判った。だから、このような事業は非営利事業として発展するしかなく、そのためには企業に社会貢献をしてもらい、政府には免税をしてもらうと主張した。
(小西広恵/HVS)





これからはじめる
ジャワガムラン

 碧水ホールのガムラングループ『ティルト・クンチョノ』は2004年2月に初めての演奏会を開きます。
 ルー・ハリソン「ヴァイオリンとチェロとガムランのための二重協奏曲」の演奏を計画しています。伝統曲のほかに、創作「和尚さんとたぬき」のバージョンアップ版も。
 参加者を募集しています。今から参加すれば、演奏会にまにあうパートもあります。
 ちょっと体験してみたい、見学したいと言う方もどうぞ見に来てください。毎週水曜日夜7時から碧水ホールで練習しています。
練習日10/22,11/5,12,26、12/3.17 何れも水曜日
(連絡先:碧水ホール 中村)


HVS通信・投稿のご案内とお願い
 次回の締め切り、11月6日(木)
 原稿をお寄せ下さい。発行は不定期です。HVS通信は若干の編集を加えてインターネットホームページにも掲出されます。
 HVS通信はためぐち感覚、投稿はファックス、e-メール、チラシ裏の手書きやフロッピーを郵送、どれでも結構です。
投稿のテーマ『わたしのイチオシ』、その他なんでも。

 2003.8.9-10,20-24
 ワークショップ野村誠の世界 3
  みんなで作曲すると、完成と同時にこのような楽譜が出来上がる。再演可能。

home
HVS通信64号のはじめへ戻る