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H.V.S通信 vol.64 2004年(平成15年)10月 home




HVS通信 vol.64
2003年(平成15年)10月



●HBTYにはかなわないっ。(minami)...1
野村誠の世界・アレクセイと泉(上原秀格)...2
奄美島唄ライブat碧水ホールについて(上村秀裕)....2
「湖国ゆかりの映画選」・・裏解説(上村秀裕)....3
11月12月の碧水ホール....3
10月の碧水ホール....4
文化経済基礎論その2(小西広恵)...4
これからはじめるジャワガムラン....4



編集・発行
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HBTYにはかなわないっ。
   ●2003.8.9-11 ,20-24 碧水ホールで「音楽ノ未来・野村誠の世界」という一つのタイトルでワークショップとコンサートが開かれた。野村はジャンルとしてはクラシック、そのなかでも「現代音楽」というフィールドで活躍する作曲家。最終日のコンサートは野村作品のみで構成された。ピアノ曲『たまごをもって家出する』の自身による演奏、ワークショップからうまれた曲『スケ子っ!!!』の初演、ジャワガムランの名曲『踊れベートーヴェン』の6年ぶりの再演など印象深いコンサートとなった。
 HBTYはハッピー バースディ トゥ ユー。ちなみにBTLはベーコン、トマト&レタス。


 私のあこがれの職業、それは「作曲家」 。いえ、なりたいということではなくすごい仕事だなあ、と。歌や音楽のすごいパワーを時々びっくりするぐらい感じる私としては、それを無から作り出している人ってすごいと思うわけで。そしてそれが仕事ならなおさらすごい!
 でも、よく考えたら「作曲」は誰もができることかも知れない。なぜなら2、3才の子でもデタラメに(?)「今の気分の歌」らしきものを歌ってたりするし、私も小さい時から聞いたことのないような鼻歌を歌っていた記憶がある。
 そして先日碧水ホールでの出来事だ。「野村誠の世界」のワークショップで「しょうぎ作曲」なるものをやる機会があった。これは、何人かで組んで、初めの人がすきな楽器で思いつくままに短い小節の旋律を延々奏でる。二番めの人はその一番めの人の演奏に合わせて楽器を選び、リズムやメロディーを考え演奏を重ねていく。さらに三番めの人、四番めの人とつなげていき、一通り回ったらまた一番めの人がそれに重ねていく。それぞれの作曲したものが重なり 合い一つのものになって常に変化し続けるというもの。これには自分たちが分かる楽譜も残していくから後でまた同じ演奏もできるし、楽器はおもちゃでも身の回りのものをたたいたりぐちゃぐちゃしたりしてもいいし、自分の声でもパフォーマンスでもよい。これがまた不思議な体験だった。しかも今日はじめて出会った人たち(その中には子供たちもいた)とのコラボレーション。
 はじめは戸惑いがあったが、知らないうちに年齢や時間を感じない草原のような空間に突入!時間がきて演奏を止められた時「あれっ、もう終わり?」とか思ってしまった。これはかなり面白い。そして体にいい(?)気がする。おすすめデスヨ。  友達と「こんどの日曜何して遊ぶ?」「ん〜じゃあ将棋作曲でもするぅ?」なんてなかなかイケてると思う。
 「作曲」って言うとすごいことみたいだけど、とにかくやってみたらできるかも。そして案外作曲をしないふつうの人の中にすごい才能が眠っていたりして・・・。どうか「作曲」という作業を小さい時からもっと学校なりでどんどん経 験させてあげてください、音楽のせんせいがた、ならびに教育いいんかい様。  ところで「Happy Birthday To You」という歌はすごい。何がすごいって全編英語の歌にもかかわらず3才そこいらの生粋の日本人がフルコーラスで歌えてたりする!これって考えてみるとかなりすごいことじゃございませんか?そしてその浸透力!!全世界で老若男女が今日もどこかでデビルマン、イヤ歌ってる。作曲者はだれだ?と見てみるとーM.J.ヒル氏というお方。お会いしたことはないがいつもお世話になってます。世界中のこんなにたくさんの人が自分の歌を自分が死んだ後もずうっと歌っているなんてどんな気分だろう。なぞの作曲者も今ごろ草場の陰でご満悦であろう。誕生日と聞くとこの歌。もうこの歌以外考えられない。  「♪おめーでとーお、ケンイチく〜ん」て歌も結構好きなので、私は実はこの曲に勝るとも劣らない誕生日の歌が誕生することを地味〜に待っている。アーティストたちはこの歌の圧倒的存在感にもはやお手上げなのか誕生日の歌というのはXマスとか他のイベ ントやテーマの歌より少なく思う。しかたがないので、というより私が作ってみようかという気になったのが数年前。特に自分の誕生日の1カ月前ぐらいになると自然とその気持ちは高まる。  今年も誕生日が近付いていくつかの鼻歌みたいな誕生日の歌が出来た。悪くはないと思うんやけどでもどれもなんか暗ーい。インパクトうすーい。まだまだライバルにはかなわない。  で、今年も誕生日までに間に合わなかった。また来年地味〜に挑戦である。いつか私の中でHappy Birthday To Youよりも先に誕生日に歌いたくなる歌を作ること。それがわたしのこまごまとした夢のうちの一つなのである。    (minami/HVS.)
 2003.8.9-10,20-24
 ワークショップ野村誠の世界 1
  まず、野村誠の子どもの頃の作品を聴く。

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2003年10月20日から