油日自治振興会とは
油日学区の現状
油日学区は、油日・上野・鹿深台・田堵野・滝・毛枚・和田・高嶺・五反田の9つの自治区から構成される。この内、7自治区が地縁団体として登録するなど、それぞれの財産を有しながら、伝統に培われた独自の自治区行政が運営されている。地形的には、東西へ延びる楕円形で、JR草津線と主要地方道草津伊賀線がほぼ中央を横断する。
人口規模では840人の自治区から150人の自治区まで大小があり、住宅団地開発による歴史的に新しい新興自治区もある。各自治区内では、区民によるサークルや任意の団体による活動も活発で、区行政と融和し、しっかりした自治区運営体系が整っている。学区内の広域的な事項として、明治後期に合祀された油日神社の祭事、油日共有山財産区、油日駅を守る会などにも自治区や区民の関わりがある。
産業面では、主に水稲栽培を中心とした兼業農家が多く、生産年齢のほとんどは給与所得者である。商工業の内、上野商店街は減少を辿っている。
油日自治振興会 学区の課題
甲賀町地域では、学区を意識した施策が講じられていなかったが、油日神社の祭事、油日共有山財産区、油日駅を守る会など、学区に共通した活動が展開されている。各自治区では、固有の課題を有するものの、組織運営はしっかりしている。
しかし、年齢別人口から推測すると、将来的には人口構成が大きく変化し、高齢者世帯や一人暮らし世帯、廃屋、荒廃農地の拡大など、今までにない課題が生まれ、各自治区では新たな課題が予想される。また、高齢者の身近な福祉対策として自治区が担う役割も大きくなるものと思われる。
自治区にとって必須的な事業の上に、こうした課題を背負うことは、運営上、行き詰まりを余儀なくされ、それぞれの特化した魅力が減じてしまう懸念がある。
油日自治振興会 学区の目標
油日学区内の各自治区の将来的な不安要素に対し、自治区が対応していくためには、各自治区が共通する事業を共同で実施するなどして個々の自治区の負担を軽減していくことにより、これまで培われた自治区活動の存続につなげる。また、若年層に強い郷土愛、地域愛を醸成するために、油日学区内の広域的な事業を展開することにより油日学区内全体の地域振興を図る。
年度事業計画
油日駅活用部会
・油日駅の美化保全活動(部会、支援員、執行部との共催)
・油日駅ふれあい活動計画(マルシェ、ミニコンサート、趣味の展示)の検討
・イルミネーション機材、ジャンボしゃぼん玉キットの新たな利用方法の検討
・貴生川駅から柘植駅間の乗降客数の増加について検討
・大原自治振興会との共催で甲賀駅、油日駅を中心とした活性化対策の検討
若者・子ども部会
・油日学区子育てサロンの開催(第2火曜日) 年に数回、油日こども園と交流会を実施
・3地域合同事業(子育てサロン)
・居場所づくり活動(長期休みを利用した子ども支援)
学習支援(宿題をする、書初め、自由研究のアドバイス)
子ども食堂(食事を提供する、一緒に作る、栄養を学ぶ)
居場所づくり(ゲーム、お絵かき、工作、小物づくり)
・油日駅を利用した事業への参画(作品の展示、販売)油日駅活用部会と共催
・油日小学校芸術鑑賞会共催(PTA、教育後援会、油日自治振興会)
安全・安心部会
《防災》
・防災訓練(隔年実施)
・防災啓発活動
・甲賀市総合防災訓練への参加
《防犯》
・「こども110番のおうち」三角カラーコーン贈呈
・道路ポイ捨て禁止のぼり旗の設置
・青色防犯パトロールの実施
・青色防犯パトロール講習会
・防犯訓練の検討
《草刈・獣害対策》
・草刈り事業(講習会等)について検討
・獣害対策事業(講習会等)について検討
・動物駆逐用煙火の配付
広報部会
・定期的な「自治振興会だより」の発行と全戸配布(年2回)
・タイムリーな「お知らせ情報」の発行
・SNSや油日自治振興会ホームページを有効活用した情報発信の強化
・観光マップの配付
自然・歴史・文化を訪ねる 忍びの里・甲賀(3学区合同マップ)
あぶらひ歴史散策マップ(油日学区単独マップ)
組織・役員

年度予算
