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HVS通信 vol.61 平成15年(2003年)7月 Hekisui Hall volunteer staff original since 1995


HVS通信 vol.61
2003年(平成15年)7月
トンガリ32(〜33)(南香苗)...1
音楽ノ未来・野村誠の世界(中村道男).....1
企画上映 ボリビア・ウカマウ集団の軌跡.....1
HVS,KBS滋賀の生放送に(上村秀裕)...2
私のイチオシ・WWE(井上陽平)....3
PICA LIVE(道下典子)....3
私のイチオシ・近くのおフロ屋さん(野崎あき男)....3
●ハイトイウノウ(タケワカトモミ)....4
●僕たちの遠距離恋愛(2)...4
HVS通信・投稿のご案内とお願い
 次回の締め切り、7月20日(日)
 投稿のテーマ『わたしのイチオシ』、その他なんでも。
 原稿をお寄せ下さい。発行は不定期です。HVS通信は若干の編集を加えてインターネットホームページにも掲出されます。
 HVS通信はためぐち感覚、投稿はファックス、e-メール、チラシ裏の手書きやフロッピーを郵送、どれでも結構です。

 『ハイトイウノウ』


 あたしはカタカナに弱い。苦手という意味ではない。ひらがなよりも漢字よりも何故かカタカナで書かれた文字にひかれる。何気ない言葉がカタカナになるとまるでただの記号のように見える。だけどその記号もよく見ると意味が見えてくる。
 『ハイトイウノウ』・・・このカタカナを見て、何を想像しますか?これじゃヒントにもならないだろうけどこれは曲のタイトルです。あたしも初めて見たときは意味が分からなかった。『ハイというNO』実際にその意味を聞いたわけではないけれど、たぶんそういう意味だろう。
 そしてこの曲を歌っているアーティストの名前は【スネオヘアー】。はっきり言ってふざけた名前だ。ちなみにバンド名ではない。いわゆるソロユニットというやつだ。名前がインパクト大なだけにそれだけで彼の音楽を決めつけて敬遠する人もいるだろう。
 名前だけで判断して敬遠した人は損をしているかもしれない。そんなあたしも危うく損をするところだった。この『ハイトイウノウ』というカタカナに引っかかったばっかりに損をしなくてすんだ。スネオヘアーという名前は前から知っていたけれどずっとコミックバンドかと思っていた。でも違った。CS放送の某音楽チャンネルをつけたとき、たまたまスネオヘアーを見てしまった。彼はまだインディーズで、ちょうど『ハイトイウノウ』を含む『フユノツバサ』という4曲入りのCDが出たころでその曲紹介をしていた。
 バンドじゃなく一人だったことにもびっくりしたけど、どこか憂いをまとわりつかせたような声にひかれた。次の日、さっそくCDを買いに行った。同時にインディーズでのデビューアルバムとなる『SUN!NEO!AIR!』も買った。その中でとりわけあたしの耳に残ったのはまたしてもカタカナタイトルの『ナロウカーヴ』。この”ナロウカーヴ”においてはたぶん”狭いカーブ”という意味かもしれないが、英語がカタカナになるとまた違った見方ができる気がする。そしてまた意味のない6文字のカタカナの記号としても見える。はっきりとした真意はわからないけれど、このナロウカーヴというカタカナは耳につくフレーズとして音にのっている。
 決して明るいわけはないのにキャッチーなメロディ。シニカルでセンチメンタルな言葉選び。音と言葉が混ざって独特なリズムになって頭に残る。そしてカタカナも音符となってするりと入ってくる。彼の、その意味のなさそうなカタカナを音にのせ、ただの記号から音符として意味のあるものに変換するセンスはあたしの目と耳にちょうどいいらしい。あたしがカタカナに弱いのを知っているかのように、いいタイミングといいツボを心得ている。
 『ハイトイウノウ』で出会ってから2年後の2002年5月『アイボリー』という(しかし歌詞にはいっさい”アイボリー”という言葉が出てこない)曲でメジャーデビューした。そして現在、2003年7月2日新曲が出る。タイトルは『セイコウトウテイ』。またしてもカタカナである。しかし、それをそのままありきたりな漢字へ変換するだけの意味かどうかはまだわからない。疾走するギターで彼はどんな風にセイコウトウテイと歌うのか。新曲発売にあたり、民放の某人気音楽番組(月曜夜8時)の出演も決定している。なかなか民放の番組に出ることがないので、この機会に一度ちゃんと自分の耳で聴いてほしいものです。
 ちなみに彼は【スネオヘアー】のくせに見事なサラサラヘアーの32歳(と言っても見た目は若い)。
 これぞスネオスタイル!!見逃すな!!
(text by タケワカトモミ・HVS)

滋賀県文学祭作品募集

 第53回滋賀県文学祭に皆様方のお手元に眠っている作品を応募してみませんか。奮ってご応募の程、お待ちしております。
募集作品種目・・・小説(戯曲・脚本を含む)、随筆・評論、童話、詩、作詞(ジャンルは不問)、短歌、俳句、川柳、冠句、情歌の計10部門となります。
募集期間
7月1日(火)〜8月31日(日)(必着)
募集要項及び募集申し込み書類は以下の所にございます。
碧水ホール、水口中央公民館、水口町役場教育委員会
お問い合せ 中川喜一郎(電話62-1894)
(投稿:中川喜一郎 滋賀文学会理事)

僕たちの遠距離恋愛
ガムランをめぐる2002.7-2003.6 (2)
http://www.jungle.or.jp/sazanami/gamelan/
東京:2003年2月
見てきましたよ。ランバンサリ


 東京、日暮里サニーホールで2月11日(2003年)に開かれたガムランコンサート、見に行ってきました。碧水ホールよりは一回り大きい感じのホールにいっぱいのお客様。床に座る席もあって、ガムランも舞踊も同じフロア。最前列に座って佐久間新さんのおどりの頭の動きを追いかけて、自分も頭を小さく動かしている女性が印象に残りました。
 ランバンサリの演奏はとても美しい音でした。今回は舞踊が中心のプログラムでしたが、この音の美しさに触れないわけには行きません。その歴史や演奏のメンバーからしても、日本のジャワガムランをリードするチームということになります。
 幅のひろい層のお客さん。このようにガムランのファンが増えてくるのは嬉しいことです。最後のプログラムでは手拍子なども出て、きちんとブレイクしてました。中にはその手拍子にのって、その間をたたくガムラン風の手拍子をするひとなども。
 この日はお昼過ぎに東京について、東京に出ている姪の案内で、原美術館へ。久しぶりに天才アラーキーの写真に対面しました。「センチメンタルな旅・冬の旅」。舟のなかで陽子さんが寝ている写真や、歩道に立っているアリスの看板など有名なもの。
 美術館の中のカフェで昼食。
 ホールではリハーサルの終わりがけを見学させてもらって、そのあと大分時間があったので、姪が連れて行ってくれたのはなんと、谷中の墓地。なかなかしぶい。「散策」しました。これは咲いたらみごとだろと言うような桜並木もあって。
(中村道男・碧水ホール)
●ジャワガムラン「ティルト・クンチョノ」
 7月9,16,30日、8月6,13,27日何れも水曜日18:30
http://www.jungle.or.jp/sazanami/gamelan/
●サザナミ記念アンサンブル練習日
 7月20,24,31日、8月7,14,28日何れも木曜日19:00
http://www.jungle.or.jp/sazanami/

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