今月のアルバム(1998年)

 ここでは、私がおすすめする1枚を掘り下げて、月変わりで紹介していきます。
の、つもりだったのですが、コメント及びジャケットのスキャンがけっこう大変で挫折しました。そこで、その月に入手したCDやレコードなどをとりあえず羅列していこうと思います。(2003年1月ジャケ写追加)
※カッコの中は 商品番号/発売国/種別(無いものはCD1枚モノ)

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1998年12月

John Lennon/anthology (TOCP-65002-05/JPN/4CD)
さんざん悩みましたが買ってしまいました。4枚で壱万円は高いわぁ〜。
 不思議と欲しくなるBOXモノの甘い罠。これについてはいずれ「ひとこと言わせて」のコーナーに書こうと思っていますが、とにかく購買欲をそそりますよね、BOXモノって。>ひとこと言わせての記事はこちら

The Association/Greatest Hits (WPCR-1243/JPN)
ソフトロック界の雄、アソシエーションの日本編集のベスト。

Beck/Odelay (GED24908/EC)
名盤の誉れ高いセカンド(だったよね)、買おう買おうと思っていて2年が過ぎてしまい、やっと入手。若手では数少ない好きなアーティストのひとりです。

以下の3枚は中古で購入。各500円也。

Shaggy
/Boombastic

(VJCP-25174/JPN)
 
Various Artists
/100%+α Reggae Hits

(TECX-20778/JPN)

Various Artists
/We are the 80's
(SRCS 7735/JPN)

 
 

1998年11月


The Beach Boys/Endless Harmony (TOCP-50720/JPN)
待望のBB5未発表曲集。25曲収録中未発表トラックが23曲!。未発表曲はどうしてボツになったのかわからない素晴しい曲ばかり。既発表曲も鳥肌モンのバージョンがたっぷり。これを聴いてると不思議と幸せな気分になれるのです。
帯の「カールとデニスに愛を込めて」というコピーには泣かされますが。

The Beach Boys/Ultimate Christmas (72434 95734 20/US)
64年発売の名クリスマスアルバムに、シングルバージョンや未発表曲を加えたコンピ盤。クリスマスしか聴く機会ないけど、やっぱりいいっすよね。

Andy Partridge Harold Budd/Through the hill (POCP-1431/JPN)
こんなのが出ているとは知りませんでした。それも、CD屋のワゴンセールで見つけたもの。廃盤処分なのか未開封の新品で480円!。「これは買い」と他の4、5枚といっしょにレジに持っていったのですが、店員が間違えたのか定価で買ってしまいました。レシートも貰ってなかったのでそのままですが、まあいいか。

PUFFY/たららん (ESDB3860/JPN/CDsingle)
シングルのプロデュースで初めて奥田民生が外れました。作曲も含め、Andy Sturmerがやってます。この人、前から何者か気になってるんですが、いったい何者なんでしょう。いい曲なんですが、ちょっとツメが甘いかな。と、思ってるうちに買いそびれて今ごろ入手。もうすぐ新曲出る(出た?)というのに。カップリング曲の「パフィーのツアーメン」は作曲・プロデュースとも奥田民生。こっちの方が好きだな、私は。

ここから先は中古購入。で、タイトルのみ。
1998年10月

10月はやたら忙しくてぜんぜん買う暇がありませんでした。
欲しいのはたくさん出たんだけれども。というわけで今月は2枚のみ。

1998年9月


ムーンライダーズ/B.Y.G HIGH SCHOOL B1 (FHCT2005/JPN)
ムーンライダーズ/Le Cafe de la Plage (FHCT2011/JPN)

9月はLPジャケット展の準備やらなんやらであまり買えませんでした。 ただ、先月に続きムーンライダーズは2枚買いました。 廃盤にならんうちに買っておこうということで95年発売分を2枚。 ただしまだ聴いていません。買って安心というクチか。

Various/Kinky Covers (BVCP60431/JPN)
待望の発売。キンクスいや、レイ・デイヴィス作品のカバー集。とはいっても当時のパイレコードから発表された作品のコンピレーションなので、ほとんど無名な人たちばかり。私が知ってるのもペトゥラ・クラークだけでした。コアなキンクスのファンのためだけのアルバム。しかし愛情あふれるライナーと、ジャケットやCDレーベルのデザインは秀逸。CDレーベルなんかドーナツ盤をそのまま小さくしたようなデザインで感激すら覚えます。最近出てるキンクスのリマスターシリーズもこのデザインなのだろうか。未発表曲たくさん入ってるので欲しいけれどお金が......。

Various/Rock'n'Roll Album (VTDCD37/UK/2CD)
いわゆる50'sのコンピCD2枚組。Virginから出てるもので、このシリーズ他に70年代なんかも出てます。チャック・ベリー、リトル・リチャード、バディ・ホリー、エディ・コクランなどエルヴィス以外の有名どころはほぼ押さえられます。

Canned Heat/The Best of Canned Heat (CDP7 48977 2/USA)
前述のRock'n'Roll Albumが欲しかったので、いっしょに買った一枚。2枚で2980円だったのでこちらはオマケ。在庫過剰の処分コーナーだったので他にロクなものはなく、これかSteppen Wolfかどっちを買おうか悩んだのですが、キャンド・ヒートは1曲しか知らなかったのでいい機会だと思って買いました。が、まだ聴いてません。

1998年8月

久々に会った知り合いの女の子から、「ムーンライダーズって知ってます?こないだ2枚組のベスト買ったんですぅ。」などと言われてしまった。私が日本で一番好きなバンドだとも知らずに大胆な発言を。
 で、その子と話をしているうちに、ふと思った。「そういやぁ、『最後の晩餐』以来アルバム買ってないなあ。あれが出たの10年位前かなあ。その後、何枚か出てたけど1枚も買ってないよなぁ。」
 そうです。一番好きなバンドと言ってるくせにここ最近のアルバム買ってなかったんです。
で、急にムーンライダーズのことが気になってその日のうちに何枚か買っちゃいました。

アンソロジー1976〜1996 (MGCD-1051〜2/JPN)
前述の彼女が買った2枚組ベスト、本作だけは以前買おうかと思ったことがあります。しかし、あのアニメちっくなジャケット(画:エヴァの作者)が好きになれず、買う気になりませんでした。でもねぇ〜、収録曲を見たら欲しくなってしまって…。名曲のオンパレードですよ、CDだと一気に聴けるしね。シングルバージョンがたくさん入ってるところも涙もの。
Best of Moonriders 1982-1992 Keiichi Suzuki Sings Moonriders (TOCT8338/JPN)
なぜか20%OFFで売ってました。廃盤なのでしょうか。廃盤ならば買うしかない、と、購入。
Bizarre Music For You (FHCF2344/JPN)
豪華なゲスト陣の参加が花を添える20周年記念アルバム。
月面賛歌 (KSC2 230/JPN)
今のところ最新作。今度はソニーに移籍。この人たち、何度レコード会社変わってるの。おそらく日本一でしょう。東京一は日本一?。こうなったら、今度はエイベックスでもORUMOKでも移籍してください。
 持ってないのを全部買うつもりでショップ行ったのに、この4枚しかありませんでした。どこもムーンライダーズってあまり置いてないのよね。ムーンチャイルドはあるケド。ファンハウス時代のがあと何枚か出てるはずなんだけど。廃盤になる前に買おうっと。

THE COMPLETE ROGER NICHOLS & THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS (POCM2065/JPN)
こういうコンプリートものは、配給が変わったら廃盤になることが多いので早めに買っておかないとね。本作自体は言わずと知れたソフト・ロックの超名盤。

THE BEACH BOYS/STARS AND STRIPES vol.1 (51416 1205 2/USA)
いちおうビーチボーイズ名義になってますが、いろんなアーチストのBB5カバー集。ぜんぜん良くありません。たしかこれがBB5の最新作のはずです。だいぶ前に出たのですが、その時買わなくてよかったよかった。10枚寄ってもブライアンの新作にはかないません。

PUFFY/ROM! PUFFY! ROM!(ADULT) (ESRD-3〜4/JPN)
先月欲しいと言っていたCD-ROMのアダルトバージョン遂に入手。違いはぬり絵のかわりに占い、日記のかわりにカレンダーというところだけです。Tシャツはアダルトサイズではあったけれど、金のムダ遣いだったかも知れない。

1998年7月


Brian Wilson/Imagination (BVCG-706/JPN)
ブライアン久々のソロアルバム。はっきり言って傑作です。駄作なしの完璧な1枚。今年度のベストワンが年半ばにして決定。初めて聴いた時、1曲目の途中で早くも涙した私。いろんなことが脳裏をよぎって…。
 彼ならではの流れるメロディライン、豊潤なコーラス、輝きを取り戻した歌声。まさに完全復活です。弟カールの死亡でくすぶってしまうのかと思っていたが、彼は強かった。何年か前に出たセルフカバー作、V.D.パークスとの競演作では少々物足りなかったのですが、これで大満足。うっとうしいマイク・ラブもアル・ジャーディンもここにはいません。ビーチ・ボーイズに参加しなくてもいいからこのままソロでやって、と厳しいことを言ってしまいそうになる今日この頃です。今回もファーストに続いて「Smile」の続編みたいなのをしっかり演ってます。こういった部分も大事なんですよね。
 永遠の天才少年、おかえりなさい。

PUFFY/ROM! PUFFY! ROM!(KIDS) (ESRD-5〜6/JPN)
正確にはこれは音楽モノではなく、CD-ROMなのですがとりあえず紹介。去年の暮れぐらい?に出て、入手できないままだったのですが、先日パソコンショップにぽつんと置いてあったのを発見。限定だったので買うしかないでしょう。手提げのペンキ缶のようなカンカンに入っており、中味は遊び心満載のゲームやスクリーンセーバーのCD-ROMとTシャツです。買ったのはキッズバージョンでおまけのTシャツもキッズサイズなのが残念。CD-ROMも確か内容が少し違ってたと思う。誰かアダルトバージョンの方売ってください。ヨロシク。

1998年6月


Various/It's Hard to Believe It:The Amazing World of Joe Meek  (RE2080-2/USA)
伝言板で友人と話題にしているうちに妙に欲しくなり買ってしまった1枚。イギリスのフィル・スペクターとも称される彼は以前から気にはなっていたのですが、買うには至らなかったのでちょうどよい機会でした。4分の3は知らん曲だったのでいい勉強になりました。

5、6月は中古LPを50枚ほど買ったのですがリストアップするのも面倒くさいので割愛させていただきます。あえて報告するとすれば「マイク・ネスミス(ex.モンキーズ)/第1反抗期」ぐらいでしょうか。
 約50枚のうち、30枚ほどは某SHOPで300円セールというのがあってどどーんと買っちゃった分。掘り出し物は「NO NUKES」(3枚組なのに300円!超ラッキー)アビーロードをパロったジャケが最高のずうとるびのLP、日本のEW&Fスペクトラムの2枚、全曲ビートルズカバーのチューリップのLP、アル・ヤンコビックの2枚(こんな時しか買えません)あたり。


1998年5月


奥田民生/FAILBOX (SRCL3952/JPN)
やっと買いました。アナログ盤探してたので入手が遅れました。結局CDで買ったのですが、これってアナログ盤出てなかったのかなぁ。
 内容は良いです。いつものそうそうたるバックミュージシャン、特にスティーヴ・ジョーダンの重くねちっこいドラムが大好きなのです私。何かの雑誌で読んだんだけれど、キースのソロでもおなじみのバックミュージシャンのメンツ、奥田民生が選んだのかと思ったらそうじゃないらしいですね。ファーストアルバムのNY録音の時ソニー側が勝手にお膳立てしてたという。幸せな人です、ホントに。6曲収録というのが少々寂しい気分にさせるミニアルバム。白眉は「野ばら」か。

奥田民生/股旅 (SRCL4204/JPN)
うーん、いいんだけれど、物足りない。バックのメンツがいつもの御大たちじゃなく、ツアーメンバー(ドクターストレンジラブ)というところが。いい曲そろってるのに残念。
 お気に入りはビートルズというかマージービートへのオマージュの「リー!リー!リー!」。英語風に聞かせる?日本語の歌詞が最高。それと「股旅(ジョンと)」。こういうおちゃらけ的な曲がお気に入りとなってしまうのは他の曲がイマイチなせい?いや違う。バックがいつものメンバーだったらきっと傑作になってたろう。返す返す残念(ドクターストレンジラブのファンの方スミマセン)。それにしても、「イージューライダー」はシングルバージョンの方が数百倍カッコイイぞ!!これはイカン。

1998年4月


George Martin/In My Life (ECHCD20/EC)
ジョージ・マーチン最後のプロデュースといわれるビートルズカバー集。1曲目の「Come Together」だけは一聴の価値あり。ジム・キャリー(?)の「I Am The Walrus」やショーン・コネリー(??)の語りによる「In My Life」など話題にはこと欠きませんがたいしたことないです。あえてオススメしません。

PUFFY/JET CD (ESCB1871/JPN)
コンビニのレジ横に置いてあって思わず買っちゃいました。内容はいいんですけども、ちょっと不満。というのは、「アジアの純真」以外のシングル曲がみんな入ってること。シングル全部持ってるコアなファンの私としては、こんな曲入れるんだったら他の曲をもっと聞きたいと思うのであります。せめてシングル曲入れるのなら別バージョンにして欲しかったよなあ。「これが私の〜」のステレオバージョンとか、「愛のしるし」のちゃんと終ってるバージョンとか。カラオケあるんだから、ボーカルパート乗せかえるだけなんだしさあ。
 で、内容ですが、ベストトラックは井上陽水作の「CAKE IS LOVE」。まさに陽水ワールド炸裂の曲を、陽水っぽくねちっこく歌ってます。この曲を聴くためだけに買う価値あり。

O.S.T./Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (POCP-2618-9/JPN)
ビー・ジーズ、ピーター・フランプトン等主演の同名映画のサントラ。ビートルズの「サージェント・ペパーズ」「アビー・ロード」等のカバー集。好きだったビー・ジーズがビートルズの曲を演っているという理由で、中学生の時欲しかった1枚。2枚組4000円と中学生には高価だったので結局買えずじまい。念願のCD化かなって発売日にGETしましたが内容は.....うーん。
 なんかアーティストの個性があまり出てないんだよね。せっかくビー・ジーズがやってるのに彼らの売りのコーラスがいまいち生かされてないとか。「これならオリジナル聴いたほうがいいや」と、思ってしまったらそのカバー集は終り。本作もジョージ・マーチンのプロデュースなんだけど、オリジナルが偉大なだけに彼もそれが足かせになっているんじゃないだろうか?オリジナルのイメージを壊したくないとか。上でも書いた最後のプロデュース作「In My Life」でも同じことが言えそう。モーリス・ホワイトの好きにさせたというアース・ウインド&ファイアの「Got To Get You Into My Life」が一番の出来というのはかなり情けない話ではありませんか。

Various/Smiling Pets (SRCS325/JPN)
これにはぶっ飛びました。タイトルの通り、ビーチボーイズの「スマイル」と「ペットサウンズ」へのトリビュートものなのですが内容が凄い!参加アーティストは不勉強さゆえサーストン・ムーアぐらいしか知らないのですが。「スマイル」自体がかなり実検的で狂気に満ちたアルバムになりそうだったけど、本作はそれをさらに拡大解釈したような出来。ブライアンはこんなふうにやりたかったのじゃないかと思ってしまうし、ブライアンが羨ましがりそうな1枚。これを聴いてますます「スマイル」完成版を聴きたくなった。
 ちなみにビーチボーイズをサーフミュージックだけのバンドと思っている人にはおすすめできません。日本国内のみ販売という偉業に感謝。

1998年3月


大滝詠一/幸せな結末 (SRDL4500/JPN/CDsingle)
祝!大滝詠一復活。11月に発売されてたのだけど3月になってやっと買いました。それもレンタル屋の中古で50円!。これで本当に彼のファンなのでしょうか。なんかドラマが流行ってたせいもあって買うのが恥ずかしかったので....。
 しかし、名曲です。買って聴いてみてあらためて実感。テレビでさらっと聞き流してましたけど、ヘッドホンで聞いてみなさい、あなた。こんな手の込んだアレンジこの人しかできません。例のごとくかなり時間かけて作り込んだんだろうなあ。アルバムちゃんと出してくださいね。

PUFFY/愛のしるし (ESDB3832/JPN/CDsingle)
草野君ありがとう。いい曲です。もっとスピッツスピッツした叙情的な曲をくれるのかと思ったら結構な曲を。バブルガム的でベイシティローラーズ風なアレンジは草野君か奥田君どっちのアイデアでしょう?ナイスです。しかし謎はエンディング。一旦フェイドアウトしてまた戻ってくるのはよいとして、その後も中途半端に終ってしまう。カラオケバージョンの方はちゃんと終ってるのになぜ?

1998年2月


Pizzicato Five/The Sound of Music by Pizzicato Five (OLE166-1/USA)
ピチカートのアメリカ進出第2弾(だと思う)。聞きどころは「Happy Sad」英語版とプラスチックスを彷彿とさせる「Good」あたりか。しかしこの人達リミックスとか多いので収集はつらいものがあります。

奥田民生/さすらい (SRDL4483/JPN/CDsingle)
またまたやってくれました。名曲です。トッド・ラングレン風のギターも最高。B面も泣けちゃいます。

この他にも2、3月に中古LPを40枚ほど買ったのですがリストアップするのも面倒くさいので割愛させていただきます。


1998年1月


Greatest Stars on 45 Vol.1&2 (VICP-2142&3/JPN)
こんなのがCDで再発されているとは知りませんでした。ビートルズ、ストーンズ、カーペンターズ、スティービー・ワンダーなど声のそっくりさんによるメドレー集。ビートルズ版は当時大ヒットして、ビートルズやビーチボーイズなど本家のメドレー集なんかも発売されました。売れた理由はなんたって本人がやってるのでは?と思わせる声および演奏のソックリさ。特にジョンの声はクリソツ(死語)。ポールがイマイチなのが惜しまれますが。
 当時お気に入りだったのはストーンズのメドレー集。ミックの声もなかなかいけてるし、選曲もGOOD。ストーンズの長い歴史を統括するベストアルバムがないので、私はストーンズ入門者にはこれを聞け!と薦めていました。これって邪道?

Pizzicato Five/JPN (COCA-14715/JPN)

ピチカートのベストアルバム。悪いわけがありません。



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