去る4月21日(金)午後2時30分より、忍の里プララ(甲南町)において、甲賀市企業人権啓発推進協議会第13回(平成29年度)総会が会員企業98名・事務局5名の参加(委任状97名)で開催されました。
総会に先立ち、平成28年度人権標語優秀作品の表彰が行われ、12名の入選者に田所会長から表彰状と副賞が贈られました。
開会にあたり田所会長は『自分の尺度で様々な人を排除、忌避するのではなく、相手に対して常に忖度(そんたく)し斟酌(しんしゃく)することが人権問題解決の第一歩です』とあいさつしました。
続いて来賓祝辞(甲賀市産業経済部 伴次長、ハローワーク甲賀 赤堀所長)と進み、議事に入りました。
審議いただいた次の6議案が原案通り満場一致で承認されました。
第1号議案「平成28年度事業報告について」
第2号議案「平成28年度収支決算について」
第3号議案「平成29年度事業計画(案)について」
第4号議案「平成29年度収支予算(案)について」
第5号議案「甲賀市企業人権啓発推進協議会会則の一部改正について」
第6号議案「平成29年度役員(案)承認について」
倉森 晃新会長は「全くの新人ですが、役員一丸となって甲賀市企業人権啓発推進協議会の設立主旨を念頭に研修・啓発活動を推進していくと高らかに宣言されました。
引き続き、特別研修として『ハンセン病差別と人権』と題して黄檗宗(おうばくしゅう)菩提禅寺の安部正毅(あべまさき)住職からハンセン病の歴史的経過・差別の厳しい実態、後遺障がいを克服するために作られた下駄・フォーク・スプーンを手にとって見る、実際に着用する、等の講演をいただき体感できる内容でした。
参加者らは、ハンセン病に係る歴史を振り返りながら、誤った知識が社会的差別や偏見を助長してきたことを学ぶとともに、今後企業が取り組むべき課題について考えていました。
歴史的背景・事実を現地の生の状況から学習し、正確な情報を得て判断・活動することの重要性を考える研修会でした。
 |
平成29・30年度役員決意の挨拶 |
|
 |
ハンセン病差別と人権について熱弁の安部住職 |
|
|