去る4月20日(金)午後2時30分より、忍の里プララ(甲南町)において、甲賀市企業人権啓発推進協議会第14回(平成30年度)総会が会員企業101名・事務局8名の参加(委任89名)で開催されました。
総会に先立ち、平成29年度人権標語優秀作品の表彰が行われ、12名の入選者に倉森会長から表彰状と副賞が贈られました。
開会にあたり倉森会長は平成28年に障害者差別解消法・ヘイトスピーチ解消法・部落差別解消推進法等の法律改正が施行された中で、インターネット上で人権侵害の書き込みが増加している現状がある。スマートフォン利用者が増加する中で法律が改正・施行された事すら知らない人口も多く存在する事を認識し私たちは企業の担当者として社員の皆様に情報を伝え、認識していただくことが役割であると考えますと述べられました。また、セクハラをはじめパワハラ・マタハラが現在も起っていることを鑑み、他人への思いやりを大切にし法令遵守で人権差別のない社会を実現するために研修・啓発が重要と発信されました。
続いて来賓祝辞(甲賀市副市長 正木仙次郎氏、ハローワーク甲賀所長 松村重孝氏)と進み、議事に入りました。審議いただいた次の5議案が原案通り満場一致で承認されました。
第1号議案「平成29年度事業報告について」
第2合議案「平成29年度収支決算について」
第3号議案「平成30年度事業計画(案)について」
第4合議案「平成30年度収支予算(案)について」
第5号議案「平成30年度役員(案)承認について」
今回は企業の人事異動に伴い倉森会長が退任され、中嶋大展新会長(甲賀バラス株式会社)が就任され、全員で協力して人権啓発に努めたいと高らかに決意を述べられました。
引き続き、特別研修として『インターネットと人権』と題して(公財)滋賀県人権センター人権啓発担当の井上尚世(男性)氏の講義を受けました。
1.ネットの現状 2.コンピュータとネットの歴史 3.ネットを使った人権侵害の実態 4.インターネットの健全化に必要なこと等、事例をあげながらの解り易い講演でした。結びに『大切な命と時間』(1)インターネットで人生を台無しにさせたくない。(2)正しい判断をするためには、マスコミの報道や、組織的な情報操作や隠蔽を見抜くための、正しい情報が届く社会であることが何よりも前提であると語られました。
インターネットは便利なツールであるが、正しく使わないと武器になると実感した研修でした。
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熱心に講義される井上尚世さん
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中嶋新会長を先頭に活動展開の役員
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